お知らせ

65歳前なのに、年金の受け取り通知が届いた~特別支給の老齢厚生年金(2023/11/19)

月に数回、年金相談を受けています。

今年は男性は64歳
女性は62歳に特別支給の老齢厚生年金の請求書が年金機構から届いているはずです。誕生日の3か月前から届き始めます。

年金の支給開始年齢は65歳からなのに、なぜこのお知らせがとどいたのか?
年金を早くもらうと、将来の年金が減らされるのではないか?

と、手続きをされていない方がたまにいらっしゃいます。
中には受給開始日から5年経過してしまい、十万円以上年金が消えてしまった方も・・・。本当にもったいないです。

なぜ特別支給の老齢厚生年金があるのか?

その昔、年金支給開始年齢は60歳でした。
少子高齢化などの理由で法改正が行われ65歳からの受け取りになったわけですが、すぐ60歳→65歳とするのではなく、段階的に年金の支給開始年齢を遅らせることにしました。

その名残が「特別支給の老齢厚生年金」です。
これは受給を遅らせても増額することはなく、年金の受け取り期限である5年を経過すると順次失効してしまう年金です。
通知が来たら年金事務所や共済へ手続きに行ってください。

昭和36年(女性は昭和41年)4月1日以前生まれで、
厚生年金保険に12か月以上加入した方が対象です。

65歳のときに手続きに行けば時効になることはないので、
年金の見込み額を確認がてら自分に特別支給の老齢厚生年金がないか
確認してみてください。

疑問に思ったことは周りの人でなく、社会保険労務士や年金事務所に尋ねましょう。友達がまだもらっていないから、自分もまだ受給開始ではない・・・と思っていたら、特別支給の老齢厚生年金があった~
という方もいらっしゃいましたので。


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